別府出身だった父が中津の『丸吉百貨店』でベルリンメガネを創業したのは1977年のことでした。社会に出た時からメガネ一筋だった父は、縁あって東京や札幌のメガネ店で経験を積み、40年以上前『メガネ』について本格的に勉強をするために、単身西ドイツへと渡りました。当時の西ドイツはメガネや光学機器の最先端を行き、”マイスター制度”のもと、業界に於ける世界最高水準の知識と技術を誇り、また勤勉な国民性と相まって経済復興の目覚ましい時代でした。
昔は現代ほど検査機器や道具が発達しておらず、コンピュータを使った検査などおこなわれていなかった時代でしたので、専門的な知識を持つ者しか作製する事が出来なかったからです。職人・専門職に対する尊敬がある西ドイツでの経験は、その後のメガネに対する姿勢に多大な影響を与えました。
日本においてはそのような規制はありませんが、今でもお客様にとって最も快適にかける事のできるメガネをご提供させていただけるようにと、創業時の想いをそのままに社員一同取組んでおります。
現在は、メガネもすっかりファッションアイテムとして皆様に認知され、一昔前に比べ、オシャレで低価格のものも増えて参りました。多くのお客様にメガネを気軽に使っていただける事は、長年この業界にいる人間としては嬉しいものです。ただ、あくまでメガネは”視力矯正”の道具としての機能を無視してはいけません。
「見える」と感じるものは、一人ひとりのお客様で全て違いますし、一人のお客様にとって「見える」事は、マニュアルにそって当てはめられるものでは無いと考えます。
機械の性能が向上し、少し研修を受けた人でも、視力測定をおこなう事が出来るようになりました。しかし機械のマニュアルにそって出来あがったメガネでは本当の意味で「見える」メガネになるのでしょうか?私たちは常にベストのものを目指し、個々のお客様にとっての「見える」を提供するために、状況、経過、用途、ライフスタイルなど様々な条件を加味して最適なものを提供したいと考えております。
「見えない」世界から「見える」世界への変化は、目が悪くなった皆さんが感じる「喜び」ではないでしょうか。お客様に見える喜びをご提供できた時、お客様に快適な「見える」世界を実感していただけた時、そしてお客様が心から満足していただけた時、それは私たちにとっても最大の喜びであり、この仕事を続けていく上でも一番のやりがいであります。いつまでも私たちはお客様に最高に満足いただき”ありがとう”と言っていただけるようなお店を目指していきます。
有限会社 ベルリンメガネ
取締役社長 松本 逸文
1977年 丸吉百貨店内2階にてベルリンメガネ創業
1980年 玖珠町トキハインダストリーに「ベルリンメガネ玖珠店」出店
1989年 サティ中津店にジュエリー部門「ソフィ・ムラカミ」出店
1992年 中津市万田に「ベルリンメガネ中央店」出店
1998年 宇佐市に「ベルリンメガネ宇佐店」出店
1998年 ゆめタウン中津店1Fに「ソフィ・ベルリン中津店」出店
2001年 サティ閉店に伴いベルリンメガネ本店閉店 ソフィ・ムラカミ閉店
2001年 中津市中殿にベルリンメガネ中津本店 開店
2006年 ベルリンメガネ玖珠店 トキハ玖珠店より玖珠町塚脇に「ベルリンメガネ玖珠店」移転
2009年 中津市中殿にブライダルジュエリー専門店「Jewelry miite」出店
2016年 「Jewelry miite」を現在の場所に移転
2019年 宇佐市石田34-2に「ベルリンメガネ宇佐店」移転
2021年 ベルリンメガネ中央店閉店
2022年 クリーニングステーション万田店(コインランドリー)オープン(旧中央店跡)
2023年 ソフィベルリンゆめタウン中津店閉店